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栄養素辞典

ヨウ素(ヨード)

ヨウ素(ヨード)

ヨウ素は、人の体内では甲状腺に多く含まれており、主に甲状腺ホルモンの構成成分となっています。子どもの成長を促したり、「糖質」・「脂質」・「たんぱく質」の代謝に関与したり、といった重要な役割を担うミネラルで、にがりの成分のひとつでもあります。
一般的に、ヨウ素は不足しがちなミネラルといわれていますが、ヨウ素を多く含む海産物を普段の食卓に取り入れている日本人にとっては、不足の心配はあまりありません。特にヨウ素が豊富なのは昆布で、だし汁などでよく利用する私たち日本人は、むしろ過剰摂取に気をつけなければならないでしょう。
ヨウ素は、不足しても摂りすぎても甲状腺機能に異常をきたす危険性があります。よって、摂取基準を参考に適度な摂取を心がけてください。1日に摂る基準としては、昆布なら0.1g、ワカメなら3g、イワシ・カツオ・サバなら一切れ(80g)で十分です。体に良いイメージがあるヨウ素ですが、摂りすぎには十分注意しましょう。

ヨウ素の主な働き

1.発育を促進し、エネルギー産生を高める
甲状腺ホルモンのチロキシンとトリヨードチロニンの成分となり、この役割を果たします。
2.基礎代謝を促す

ヨウ素が不足すると ヨウ素を摂りすぎると
成長障害、体力低下、甲状腺機能障害などの原因となります。 甲状腺機能障害、体重減少、頻脈、筋力低下、皮膚熱感などの原因となります。

吸収を阻害する要素

ケール、一部の植物性食品が含有するチオシアン酸やシアン配糖体

ヨウ素が特に多く含まれる食品

昆布、ワカメ、海苔、寒天、イワシ、サバ、カツオ、ブリ

※上記掲載の情報は、取材当時のものです。以降に内容が変更される場合がございますので、予めご了承ください。

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