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栄養素辞典

ビタミンE

ビタミンE

ビタミンEといえば、「美容にいい」と連想される方も多いでしょう。その主な効果として知られる抗酸化作用は、体の老化を抑制する働きがあることから、「美容と健康のビタミン」とも呼ばれます。美容効果をよりアップさせたいなら、同じ抗酸化作用を持つ仲間のビタミンCビタミンAと一緒に摂取するのがおすすめです。
また、不妊症や生理不順、更年期障害など、婦人科系特有の疾患に有効とされているので、女性の方は積極的に摂るように心がけましょう。
ビタミンEを多く含む食品としては、植物油、豆類、種実類、緑黄色野菜などがあげられます。
油脂に溶けやすい性質があるので、油や乳脂肪と一緒に摂取して吸収率を上げましょう。

ビタミンEの主な働き

1.不飽和脂肪酸の酸化を抑制
活性酵素から体を守り、老化や生活習慣病を予防します。
2.赤血球の溶血防止
3.生殖機能を正常に保つ

ビタミンEが不足すると ビタミンEを摂りすぎると
老化、抗溶血・脂質生成の減退、筋萎縮、溶血性貧血、動脈硬化、不妊・流産、小脳失調などの原因となります。 過剰摂取による症状や障害は認められていません。
積極的に摂取したほうが良い方

生理不順、更年期障害、生活習慣病が気になる方など。

吸収を促進する要素

油脂類、セレニウム

吸収を阻害する要素

喫煙、油脂類吸収阻害系サプリメント(キトサンなど)

ビタミンEが特に多く含まれる食品

アーモンド、ヘーゼルナッツ、落花生、うなぎ、たらこ、かぼちゃ、植物油、卵黄

ビタミンEの1日の摂取基準

(単位:mg/日)
年齢 男性 女性
目安量 耐容上限量 目安量 耐容上限量
0~5(カ月) 3.0 - 3.0 -
6~11(カ月) 3.5 - 3.5 -
1~2(歳) 3.5 150 3.5 150
3~5(歳) 4.5 200 4.5 200
6~7(歳) 5.0 300 5.0 300
8~9(歳) 6.0 350 5.5 350
10~11(歳) 6.5 450 6.0 450
12~14(歳) 7.0 600 7.0 600
15~17(歳) 8.0 750 7.0 650
18~29(歳) 7.0 800 6.5 650
30~49(歳) 7.0 900 6.5 700
50~69(歳) 7.0 850 6.5 700
70以上(歳) 7.0 750 6.5 650
妊婦の方 - +0 -
授乳期の方 +3.0 -

・α-トコフェロール以外のビタミンEは含まれていません。
出典:日本人の食事摂取基準(2010年版)

※上記掲載の情報は、取材当時のものです。以降に内容が変更される場合がございますので、予めご了承ください。

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