栄養素辞典
ビタミンB12
健康レシピ
2015年06月29日掲載
ビタミンB12は、主に血液の生成に重要な役割を果たすビタミンで、貧血予防や精神の安定などに有効とされています。肝臓(レバー)、チーズ、卵黄、魚介類などの動物性の食品に含まれていますが、植物性の食品には含まれていないので、ベジタリアンの方、レバーやチーズが嫌いな方は、不足しないように気をつける必要があります。また、胃粘膜から分泌される物質と共に吸収される性質があるので、胃の働きが弱っている方や胃を切除した方なども、欠乏症になってしまう危険性が高くなります。
ビタミンB12は、他のビタミンB群や葉酸とお互いに助け合って作用するので、バランスよく摂取することが大切です。
ビタミンB12の主な働き
1.葉酸と協力して赤血球を生成する
2.神経の働きを正常に保つ
3.アミノ酸や奇数鎖脂肪酸、葉酸、核酸の代謝に関わる酵素の補酵素として作用する
ビタミンB12が不足すると | ビタミンB12を摂りすぎると |
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悪性貧血(ビタミンB12欠乏性貧血)、動脈硬化、口内炎、皮膚炎、下痢、神経障害、不眠症などの原因となります。 | 必要な分以外は排出されるので、過剰症の心配はありません。 |
積極的に摂取したほうが良い方
菜食主義の方(ベジタリアン)、妊婦・授乳期の女性、神経的に疲れやすい、悪性貧血の方など。
吸収を促進する要素
ビタミンB12が特に多く含まれる食品
レバー、牡蠣(かき)・アサリ・しじみなどの貝類、サンマ、ニシン
ビタミンB12の1日の摂取基準
(単位:μg/日) | ||||||
年齢 | 男性 | 女性 | ||||
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推定平均必要量 | 推奨量 | 目安量 | 推定平均必要量 | 推奨量 | 目安量 | |
0~5(カ月) | - | - | 0.4 | - | - | 0.4 |
6~11(カ月) | - | - | 0.6 | - | - | 0.6 |
1~2(歳) | 0.8 | 0.9 | - | 0.8 | 0.9 | - |
3~5(歳) | 0.9 | 1.1 | - | 0.9 | 1.1 | - |
6~7(歳) | 1.1 | 1.4 | - | 1.1 | 1.4 | - |
8~9(歳) | 1.3 | 1.6 | - | 1.3 | 1.6 | - |
10~11(歳) | 1.6 | 1.9 | - | 1.6 | 1.9 | - |
12~14(歳) | 2.0 | 2.4 | - | 2.0 | 2.4 | - |
15~17(歳) | 2.0 | 2.4 | - | 2.0 | 2.4 | - |
18~29(歳) | 2.0 | 2.4 | - | 2.0 | 2.4 | - |
30~49(歳) | 2.0 | 2.4 | - | 2.0 | 2.4 | - |
50~69(歳) | 2.0 | 2.4 | - | 2.0 | 2.4 | - |
70以上(歳) | 2.0 | 2.4 | - | 2.0 | 2.4 | - |
妊婦の方 | - | +0.3 | +0.4 | - | ||
授乳期の方 | +0.7 | +0.8 | - |
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