関西の専門医が語る ドクター's コラム
巻き爪の予防
病気・症状と予防
2013年04月01日掲載
下記の3点を守ることで、大部分の巻き爪の悪化を防ぐことができるはずです。
≪靴のサイズに注意する≫
巻き爪を防ぐための最も重要なポイントは「適切なサイズの靴を履くこと」です。小さすぎる靴は論外ですが、大きすぎる場合にも、歩く際に足の親指が動き過ぎて、靴と親指が接触し、結果として巻き爪になることがあります。一般的に、指先の余裕は5~10mmが最適と言われていますが、自分の足型や「土踏まず」がきちんとフィットしていることを確認することが大切です。
また、サイズがきちんと合っていたとしても、紐靴の場合はしっかりと紐を結んでおきましょう。紐が緩いと、大きな靴を選んだ場合と同様に靴の中で足が動いてしまい、巻き爪を引き起こす原因となります。
できれば、自分の足にきちんと合う、フルオーダーメイドの靴が理想です。しかし、すべての靴をフルオーダーメイドというわけにもいきませんので、靴を選ぶときは必ず、左右両方の靴を履き、少し歩いたりするなどして、時間をかけて慎重に選びましょう。
≪ハイヒールは「ほどほど」に≫
本来、靴は足の保護を目的とするものですが、ハイヒールなどのファッション性を追求した靴もあります。それらの靴は、足の保護や歩くためといった、靴本来の目的には合致していません。ですが、ハイヒールを履いてはいけないわけではありません。デートやパーティーなど、時間とシチュエーションを限定し、履いている時間を短くすることが大切なのです。
≪正しい爪切りを心掛ける≫
「爪を切り過ぎること」を深爪といいますが、それでは、「適切な爪切り」とは一体どうやって爪を切ることなのでしょうか?白い部分をすべて切ってしまうと、切り過ぎになりますし、爪のカーブにピッタリ合わせて切ってしまうと、深爪になってしまいます。適切な爪切りとしては、爪の先端が約1mm残るくらいにして、先端を四角く切る「スクエアカット」がお薦めです。
ドクター's コラム「巻き爪」
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