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猛暑を乗り切る! 夏を涼しく過ごす方法

カラダを涼しくする方法

汗腺トレーニングで、良い汗をかこう

汗をかくのは、体が体内の熱を放出しているサイン。しかし、現代は、エアコンなどの空調機能が発達しており、汗をかく機会が減っています。その結果、汗を分泌する汗腺の正常機能が衰え、汗をかきづらいという人が増えているのです。また、汗腺の機能が衰えると、血液に吸収されるべきミネラルやその他の老廃物が汗に混じり、べたついた「悪い汗」となります。べたついた汗は蒸発しづらく体温調節がうまくできなくなるほか、嫌なニオイの原因となってしまいます。
汗をかきづらい、ニオイのないサラッとした「良い汗」がかけないという人は、汗腺の機能を高める効果のある汗腺トレーニングを行ってみましょう。

自宅でカンタン!汗腺トレーニング

高温浴

1. 湯船にお風呂用の椅子を入れ、43~44℃のお湯を20~30cmほど張る。
※湯面が椅子の座面より低くなるよ うにする
2. 椅子に座り、両腕(肘まで)と両足(膝下)を15分ほど湯の中に入れる。
3. 椅子を湯船から出し、湯に水を足して湯温を36~38℃に下げ、15分ほど全身浴をする。

汗腺が多い手足を高温の湯につけることで、汗腺機能を高めることができると言われています。 また、ぬるま湯に全身つかることで、高温浴によって刺激された交感神経の働きを抑え副交感神経の働きを優位にするので、リラックス効果が得られるとされています。 入浴前、入浴後に必ず水分を補給しましょう。


半身浴

1. 38~40℃くらいの湯を、みぞおちのあたり(心臓よりも下)まで張る。
2. 1回の入浴時間は20~30分ほど。

湯温が低いため、体への負担が少なく汗をかくことができます。半身浴前、入浴中、入浴後に水分を補給しましょう。

そのほか、エアコンの使用を控えたり設定温度を上げたり、定期的な運動で汗をかく習慣をつけることも、「良い汗」をかく汗腺トレーニングとなります。良質の汗をしっかりかいて老廃物を排出し、健康的に夏を過ごしましょう。

カラダを涼しくする食材を摂る

キュウリやスイカ、冬瓜、ナス、トウモロコシなどの夏野菜は体温を下げると言われています。その理由の一つが、カリウムの含有量が高いということ。カリウムには利尿作用があり、尿とともに熱を排出してくれるのです。とくに冬瓜は、漢方薬にも用いられるほど利尿作用があります。体の熱とともに余分な水分を排出するのでむくみにも良く、また、体に水分が不足している場合には補う働きもあるので、水分補給や暑気あたりにも良いとされています。そのほか、バナナやパイナップル、パパイヤなど南国産のフルーツも体の熱を下げる効果があるので、積極的に取り入れたいですね。

カラダを涼しくするおすすめ健康レシピ!

アロマでクールダウン

リラックスしたい時や集中したい時にアロマ(香り)を取り入れている人も多いのではないでしょうか。実は、アロマ、とくにペパーミントの香りが体感温度を4℃ほど下げ、弱冷房時の不快感も軽減するという実験結果が出ているのです。爽やかで清涼感のあるペパーミントの香りを日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ペパーミントの精油入りスプレーを室内にひと吹きしたり、首筋に巻く冷湿布(冷却タオルなど)に精油を一滴垂らしたりして、さりげなく香りを嗅ぐのがポイントです。また、精油を染み込ませたリボンを扇風機の前面に結べば、爽やかな香りが室内に広がり、暑さをやわらげることができるでしょう。

「クールシェア」でエコ&快適な時間を

暑い日は自宅で過ごすにもエアコンに頼りがち。家族一人ひとりが一台ずつエアコンを使用するともなると、電気代もバカになりません。そんなエアコンの使用をやめて、涼しい場所をみんなで共有しようというのが「クールシェア」という考え方です。図書館や美術館などの公共施設のほか、お店や企業などの協力で涼しい場所が提供される「クールシェアスポット」が全国に増えているので利用するのもいいでしょう。 また、家族がそれぞれの部屋で個別に過ごすのではなく、リビングなど一部屋に集まるのもクールシェア。木陰や水辺のある公園で涼に浸るのもクールシェアです。
ちなみに昨冬からは「ウォームシェア」も始まりました。年間を通して、家のエアコンをできるだけ止め、みんなで協力して暑さ、寒さを快適に過ごしたいですね。

猛暑を乗り切る! 夏を涼しく過ごす方法

※上記掲載の情報は、取材当時のものです。以降に内容が変更される場合がございますので、予めご了承ください。

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