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猛暑を乗り切る! 夏を涼しく過ごす方法

家を涼しくする方法

家を涼しくする鉄則!日差しは外で防ぐ

家の中を涼しくするには、窓の外で日差しを遮り、外部の熱を室内に入れないことが大切です。窓の外に日陰をたくさん作ったり、ベランダなどのコンクリートからの照り返しを抑えたりして室内の温度上昇を防ぎましょう。日陰を作るには、「よしず」を立て掛けたり、グリーンカーテンに挑戦するのもおすすめです。

グリーンカーテン

グリーンカーテンとはアサガオやゴーヤーなどつる状の植物を、カーテンのように窓全体にはりめぐらせること。メリットは、遮光と冷却です。遮光効果は「よしず」や「すだれ」にもありますが、冷却効果は植物ならではの働き。植物の蒸散が気化熱を奪い、植物自体が外気より低い温度に保たれるため周囲の気温上昇が抑えられます。また、カーテンと外壁の間にほどよい湿気(水分)が滞留するので、水の気化熱を利用する冷風扇のように冷やされた空気が風に乗って室内に送られ、私たちに涼感をもたらしてくれるのです。

グリーンカーテンを設けることで外壁の温度上昇を10数℃抑えられるという調査結果もあり、空調機器の節電効果にもつながるとされています。
とはいえ、ツル系の植物を育てるグリーンカーテンは4月くらいから育て始めないと夏に間に合わず、また水やりや施肥などの手間ひまも必要。今年は無理かな…という人は、「よしず」に水を掛けることでも植物と同じ蒸散作用を得られるようです。「よしず」は天然素材でできているので土に還るというのも自然に優しいですね。

遮熱グッズを利用する

ホームセンターや通販では遮熱グッズがたくさん販売されています。クギが打てない窓辺やマンションのベランダにも簡単に取り付けられるおしゃれなUVカットスクリーンは、太陽熱と紫外線をカットして風だけを心地よく通してくれます。また、窓ガラスに直接貼る遮熱UVカットフィルムや遮熱効果のある網戸など、ライフスタイルに合わせて取り入れてみるのもいいでしょう。

ベランダのウッドデッキ化

ベランダの照り返しが、室内に日射熱を運び室温を上げているという場合もあります。とくにコンクリートやモルタルがむきだしになっているベランダは、昼間に日射熱を吸収して蓄え(蓄熱)、夜間にその熱を放出(放熱)しています。夜に窓を開けても、生暖かい風しか入ってこないのはそのせいかもしれません。
その現象を防ぐには、ベランダをウッドデッキ化するのも一案です。木材はコンクリートなどと比べて素材が持つ熱容量が小さく、蓄熱も放熱もしづらいという特徴があります。蓄熱や照り返しが抑えられるので、コンクリートよりも心地よい風が室内に通り、寝苦しい熱帯夜も回避できるでしょう。
ウッドデッキは手軽に敷ける簡易タイプから本格的なタイプまでさまざまなものが販売されていますが、費用がかかるのも事実。そんな場合は、すのこでウッドデッキを作ってみましょう。利用する「すのこ」は、お風呂用の水に強いひのき製がおすすめです。屋外で雨や風にさらされるため、屋外木部用の防腐塗料を塗装することが必要ですが、お手軽・ローコストなDIYで、暑い夏を涼しく過ごすことができるはずです。

扇風機は逆効果!?

扇風機が送ってくれる優しく涼しい風。心地いいですよね。しかし、猛暑下で扇風機の風に直接あたることは体を涼しくするという確証がないようです。 英国保健保護庁の研究結果によると「扇風機は、摂氏35℃未満で直接人に風が向けられていなければ体の放熱に有効だが、摂氏35℃を超えるとかえって暑くなる」とのこと。 熱風があたるだけ…と感じた時は、直接風にあたるのは避け、設定温度を高めにしたエアコンと併用するなどして効率よく室内を冷やしましょう。

猛暑を乗り切る! 夏を涼しく過ごす方法

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