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緊急時に「もしも」の備え 救急特集

どんな時に119番をすればいい?判断に迷ったときは

どんな時に「119」をすればいい?

症状が“普段と違う”と直感した時は、ためらわずに連絡しましょう。
医療的知識の少ない一般の方には、救急車を呼ぶ・呼ばないの判断基準が難しく迷うものです。次の表を参考にしてみてください。

  • 意識がない時
  • 呼吸困難である時
  • 骨折をして動けない時
  • 広範囲にわたって熱傷(火傷)をした
  • けいれんがある(続いている)時
  • 胸が痛い時(心筋梗塞の疑いあり)
  • 激しく頭が痛い時(くも膜下出血の疑いあり)

※成人と比べて体力や抵抗力が弱い高齢者や乳児、幼児は注意が必要です。
高齢者の場合、加齢とともに痛みを感じにくくなるので、症状が軽い場合でもいつもと違う様子なら緊急を要する場合もあります。

判断に迷った時は

各都道府県の救急情報サービスに問い合わせをしましょう。

【救急情報サービスとは】

救急車を呼ぶほどではないが、診てもらえる病院がわからないときなど、近くの救急病院や民間の搬送事業者(有料)を24時間・年中無休で電話案内してくれるサービスです。
大阪市消防局は、救急医療機関の情報などの問い合わせに対応するため、1998年4月から「大阪市救急情報サービス(06-6543-9999)」を開設しており、年間に7万6千件程度利用されています。

到着までの応急処置で助かる命も

事故や発病直後に適切な応急手当が行われることで、生命が維持できたり、その後の経過が大きく異なることもあります。
私たちは、いつ、どこで突然のけがや病気におそわれるかもしれません。落ち着いて傷病者の状態をよく観察し、その症状に適した応急手当を行うことが大切です。中には、心筋梗塞や呼吸困難、大量出血により心臓が止まってしまう重篤なケースがあります。

救急車が到着したら

救急車で運ばれるなど経験がない、または慣れていない方がほとんどです。気が動転しているかもしれませんが、健康保険証や母子手帳は忘れずに持参しましょう。また、家を留守にする場合は、火の元、戸締りをしっかり確認しておきましょう。

子どもの急な病気には?

休日・夜間の急な子どもの病気にどう対処したらよいのか判断に迷ったときは、小児科医師・看護師へ電話相談ができる「小児救急電話相談」に問い合わせましょう。全国どこでも、同一の短縮番号(#8000)をプッシュすることにより、お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送され、適切な対処の仕方や受診する病院等のアドバイスを受けることができます。

また、「誤飲」、「発熱(38度以上)」、「けいれん・ふるえ」といった症状によって、それぞれ対処が異なります。右の図はそれぞれの症状にあわせた対処方法の目安です。

>図を拡大する

かかりつけ医をつくりましょう

体のことはもちろん、家族の病歴や体質を知っている「かかりつけ医」は、もしもの時に心強く安心して相談できます。特に、高齢者やお子さん、慢性疾患のある方は、症状が悪化した時の対処法を相談しておくことをおすすめします。

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※上記掲載の情報は、取材当時のものです。以降に内容が変更される場合がございますので、予めご了承ください。

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