薬膳でセルフメディケーション
初夏の薬膳レシピ
健康とくらし
2011年06月02日掲載
若林先生の薬膳レシピ
夏野菜のナムル風 蕎麦サラダ
夏本番に備えて、バテないための養生を始めましょう。これからの時期には、体の熱をすっきり冷ます食材や、汗で失った水分を補う食材を組み合わせて、体に熱がこもらないようにするのがポイントです。このレシピでは、寒涼性の食材である、セロリ・トマト・きゅうり・ゴーヤをたっぷり使います。苦みのあるゴーヤは、熱を冷ますだけでなく、解毒力があるので、デトックスにもピッタリです。
ごま油の独特の風味が効いているのに、レモン汁が後味をサッパリと爽やかにしてくれます。コシのある蕎麦の食感と、セロリ、きゅうりのシャキシャキした食感が絶妙。ゴーヤの苦み、みょうがの香りもアクセント。
材料(2~3人分)
日本蕎麦:50g、セロリ:1/2本、きゅうり:1/3本、みょうが:1本、ミディートマト:4個、ゴーヤ:1/4本
ドレッシングの材料
すりおろしにんにく:1片分、しょうゆ:大さじ2、ごま油:大さじ2、レモン汁:小さじ3、みりん:大さじ1、水:50cc、三温糖:大さじ1、白炒りゴマ:大さじ1
つくり方
- 1. ドレッシングの材料をボウルに合わせ、ドレッシングを作っておきます。
- 2. セロリ、きゅうり、みょうがは千切りにし、トマトは四つ切り、ゴーヤは薄切りにします。セロリとゴーヤは軽く茹でておきます。
- 3. 蕎麦を茹でて皿にあげ、野菜を盛り付けます。最後にドレッシッングを加えてできあがり。
菊花ジャスミン茶
これからの時期は、蒸し暑さで気の流れも滞りがちになります。爽やかな香りで気の流れを良くするジャスミン茶をベースに、身体の熱をすっきり冷ましてくれる菊花を浮かべて、ほっこりするティータイムを。菊花は目の疲れや頭痛にも良いとされています。冷房が利いている部屋ならホットで、暑いときにはアイスでも楽しめます。
※菊花は酸化しやすいので、長期保存する場合は冷凍庫へ
本格中国茶のお作法で入れると、味や香りはやはり格別。ですが、ティーポットやマグカップでも十分に愉しむことができます。お気に入りのカップにティーパックとカワイイ菊花を1つ浮かべてみてください。 爽やかなジャスミンの香りと、かわいらしく浮かぶ菊花に癒やされます。
材料(2~3杯分)
ジャスミン茶:茶葉タイプやティーバッグでもOK、菊花:2個、熱湯:ティーポットに合わせて適宜
つくり方
- 1. ティーポットに茶葉・菊花を入れて、熱湯を注ぎます。
- 2. 2~3分ほど蒸らしてできあがり。
薬膳でセルフメディケーション
※上記掲載の情報は、取材当時のものです。以降に内容が変更される場合がございますので、予めご了承ください。