ご存知ですか?食品の表示に関するアレコレ
食品に記載される公正マークとは?|特集
健康とくらし
2008年08月07日掲載
毎日の食生活だからこそ、安全なものを安心して食べたいですよね。そんな時に役立つのが、食品の表示です。正しい見方を知って、より良い食材を手にしましょう!
「塩」の表示ルールが定められました
毎日の食生活に欠かせない「塩」。ひとことで「塩」と言っても、その種類はたくさんあり、製法と原料によって、品質、風味が大きく異なり、近年は、さまざまなブランドの塩も登場しています。しかし、見た目でその違いはなかなかわかりにくいものです。
そこで、公正競争規約では、塩に関する原材料と製法表記のルールが定められることになりました。主な内容は下記の通りです。
- 原材料名には、「海水」「海塩(天日塩)」「岩塩」「湖塩」のいずれかを記載
- 「天然」「自然」という言葉を、「塩」に直接つけることはできない(例:天然塩)
- 「○○○の塩」というように地域名のついた商品については、厳しくチェック
- 「ミネラルが豊富」「体に良い」など健康に良いという記載を禁止
- にがりや海洋深層水については、含有量の基準を設定
- 一定の表記基準を満たした商品には、公正マークを記載
ご存知ですか?公正マーク
そもそも公正マークとは、表示に関するルールをきちんと守っていることを示すマークです。この場合の“ルール”は、公正取引委員会の指導のもと、業界団体などが自主的に定めた決まりごとを指しています。
例えば、牛乳の場合なら「飲用乳の表示に関する公正競争規約および同施行規則」のルールに基づく飲用乳の公正マークです。「牛乳」、「特別牛乳」、「成分調整牛乳」、「低脂肪牛乳」、「無脂肪牛乳」、「加工乳」、「乳飲料」の7種の飲用乳につけられています。
また、はちみつならば、「はちみつ類の表示に関する公正競争規則および同施行規則」で定められたルールがあります。純粋なはちみつであることを表示したい場合は、「純粋」か「Pure」のどちらかを使用。紛らわしくなるのを避けるため、「天然」や「ナチュラル」、「生」など、他の表現を使うことは禁止されています。
色々な公正マーク
ご存知ですか?食品の表示に関するアレコレ
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