おへその形を綺麗な縦長に!形を整えるエクササイズと美しさを維持する掃除方法
健康とくらし
2024年02月26日掲載
「水着や短め丈のトップスを着たいけど、おへその形が気になって勇気が出ない……」そんなお悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか?おなかまわりがたるんでいたり姿勢が悪くておなかが出たりしていると、おへその形も悪くなってしまうものです。そこで今回は、おへそをキレイな縦長にするためのエクササイズや、おへそのケア方法などについてボディメイクトレーナーの野本麻紀子さんに教えてもらいました。
野本 麻紀子
【監修】ビューティーボディアドバイザー
matou Tokyo ABM代表 株式会社matou代表取締役会長。アクティブボディメイク協会理事長/ビューティーボディアドバイザー/リズムボイストレーナー。
おへその形が崩れるのはどうして?
一般的にキレイだとされているのは、縦長状のおへそです。しかし、おへその形というのは、出産を経験して骨盤が歪んでしまったり、運動不足でお腹まわりの筋肉が落ちたりすると変わりやすいもの。「おへその形は生まれつきだから仕方がない……」と感じている方もいるかもしれませんが、ライフステージや生活習慣によっておへその形は変化します。
もちろん、生まれつきの形状は人によって異なるため、自分の理想を100%叶えられる訳ではありませんが、エクササイズやケアによって理想に近づけることはできます。「おへその形がコンプレックスでお腹を出すファッションができない…..」という方は、形を整えるエクササイズと見栄えを美しくするケアを取り入れてみてください。
おへその形を縦長にするためのエクササイズ
おへその形を理想的な縦長にするためには、日頃から姿勢を正すよう意識したり、エクササイズでお腹周りの筋肉を鍛えたりするのが効果的です。
まずは姿勢を正そう
姿勢が悪く腰が曲がっていると、腹筋が弛緩し、おへそが横方向に広がっていきやすくなります。また、その姿勢を続けると、横に広がった丸いおへそが定着してしまいます。
普段から猫背気味の方はおへその形が横長になりやすいので、立っているときも座っているときもなるべく猫背にならないように背筋を起こし、姿勢を正す意識をしましょう。また、背筋だけでなく骨盤を少し前傾させるイメージで、腰が曲がらないように意識してみてください。
慣れた姿勢を変えるのは非常に難しいため、はじめは気づいたときに意識して姿勢を正すだけでOKです。姿勢を正す頻度を少しずつ増やしていき、できるだけ長く良い姿勢で過ごせるようにしてみてください。同時に、以下のエクササイズを行って正しい姿勢を保つ力を身に付けましょう。
エクササイズ①:腹筋を鍛える「ドローイン」
ドローインは、腹筋の一番内側にある腹横筋を鍛えられる腹式呼吸トレーニングです。腹圧を高める効果があり、おへその形が崩れるのを内側からケアできます。
【やり方】
1. 四つん這いになり、足は腰幅に開いて膝をつきます。腕は肩からまっすぐ落とし、肩の真下で掌をつきましょう。
2. 口からゆっくり息を吐きながら、同時に自分の腹筋を使ってお腹を凹ませます。「これ以上は限界」と感じるまでおなかを凹ませ続けましょう。
3. 限界までお腹を凹ませたら、鼻から息を吸い、お腹を一気に膨らませます。腹筋を使って、大きくぱつっと膨らませるのがポイントです。
この動作を10回ほど繰り返しましょう。慣れてきたら、なるべくゆっくり細く口から息を吐きだしお腹を凹ませ、吐ききったら鼻から一気に息を吸い一気にお腹を膨らませるようにしてみてください。エクササイズを行う頻度は毎日が理想ですが、無理のない範囲でチャレンジしてみてください。
エクササイズ②:背筋を鍛えて姿勢を正す「スーパーマン」
姿勢を正すための背筋、主に脊柱起立筋を鍛えるトレーニングです。
【やり方】
1. うつ伏せに寝て、両手足を軽く広げます。
2. そのままの状態で両手足を伸ばしたまま上下にバタバタ交互に振ります。
3. 両手足を戻して1の姿勢に戻ります。
この動作を、1回30秒~1分を2~3セット、週3程度の頻度を目安に行ってください。最初は上手に手足が持ち上げられないかもしれませんが、背筋に負荷を感じられていればOK。「30秒でもキツイ」という方は、無理をせずに秒数やセット数を減らしてチャレンジしてみてください。少しずつでも継続することが何よりも大切です。また、腰への負担が強くなるので、無理に腰を反らせないように注意してください。
余力のある人は右手・左足、左手・右足が対になるように交互に手足を上げ下げすることで、より効果を高められますが、まずは両手を伸ばし切ったままバタバタと手足を上下に振ることからはじめてみてください。
おへその掃除方法
おへその汚れを落とし、見栄えをキレイにすることも大切です。以下でご紹介する方法を毎日のケアに取り入れてみてください。
入浴時におへそも優しく洗おう
おへそは汚れがたまりやすい部分です。毎日の入浴時に、おへその内側を優しく洗い、汚れを落としましょう。ただし、おへそは刺激に弱く、デリケートな部位でもあります。力を入れすぎないように意識して、石鹸やボディソープの泡で包み込むように洗うのがポイントです。ゴシゴシ洗ったり、汚れを無理に掻き出したりしないようにしましょう。また、泡立てネットで細かく立てた泡をのせ、おへそを泡パックするのもおすすめ。刺激を与えることなく、おへその汚れを落とすことができます。
入浴後は水分をしっかり取って
おへそは、形状的に水分が溜まりやすい部位です。湿ったまま放置すると雑菌の繁殖を招いてしまうことがあるため、入浴後は、忘れずにおへそ周りの水気をタオルで取りましょう。こすらないように、タオルでポンポンと優しく叩くようなイメージで行ってみてください。水気が取りづらい場合は、コットンやティッシュなどで水分を拭き取るのも良いでしょう。
汚れが気になるときはオイルケアを
おへそに溜まった垢や汚れが気になるときは、馬油やホホバオイルなどをおへそに塗って5分ほど置きます。その後、水につけて軽く絞ったコットンでふき取ってください。汚れを剥がそうとゴシゴシするとおへその皮膚を傷つけてしまう恐れがあるので、あくまでも優しく行なうのが大事です。
適切に保湿ケアでおへそにうるおいを
おへその汚れを落とした後は、乾燥を予防するために保湿ケアを行いましょう。ボディクリームや保湿クリーム、乳液、オイルなど、お手持ちの保湿剤で問題ありません。適量を指にとり、おへその周りと内部に優しく塗りひろげて馴染ませればOKです。
なお、おへそのケアをあまりしていないと、雑菌が繁殖してイヤなニオイを発したり、皮膚炎などの疾患を引き起こしてしまったりすることがあります。見た目の美しさだけでなく、健康のためにもおへそケアを取り入れてみてください。
まとめ
おへその形にコンプレックスをお持ちの方は、薄着の季節になる前に、ぜひ今回ご紹介したエクササイズとケアを日常生活に取り入れてみてください。なお、ご紹介したエクササイズは、おへその形を良くするだけでなく、おなか周りや背中周り・腰回りの引き締めにも効果的です。一日数分でできるエクササイズなので、ぜひ続けてみてくださいね。
【監修】ビューティーボディアドバイザー 野本麻紀子
※上記掲載の情報は、取材当時のものです。以降に内容が変更される場合がございますので、予めご了承ください。