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引き締まったタイトな体づくりがしたい女性におすすめ!体幹トレーニングの効果とメニュー

運動不足で体がたるんできた……お腹まわりが気になってきた……。そんな人にぜひおすすめしたいのが、インナーマッスルを鍛える体幹トレーニングです。お家でも簡単に始められるので、トレーニング初心者の人にもピッタリ。

体幹トレーニングをすることで、ウエストやお腹まわりがキュッと引き締まったタイトな体づくりができます。また、姿勢改善や腰痛改善にも効果的です。今回はそんな体幹トレーニングのメリットや効果、具体的な方法について、パーソナルトレーナーの山﨑艶子さんに教えてもらいました。

山﨑 艶子

【監修】女性専用パーソナルジム ボディサーベーション

カイロプラクティックを学んだ整体師としての経験を生かし、姿勢改善や可動域を広げるストレッチやトレーニングを行う。産婦人科での産後ケアのマッサージ師経験もあり、産後ダイエットの指導も得意とする。NESTA PFT (パーソナルトレーナー資格)JMSA(プロパーソナルトレーナー資格)取得。

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そもそも体幹トレーニングって何?どんな人におすすめ?

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体幹トレーニングとは?

体幹トレーニングとは、体幹部分にあるインナーマッスルを鍛えるためのトレーニングです。インナーマッスルとは、体深部にある筋肉のことで、骨や関節を支えて姿勢を維持したり、内臓を正しい位置に固定したりする役割を担っています。

具体的には、骨盤底筋群・腹横筋・横隔膜・多裂筋などが体幹トレーニングで鍛えられる筋肉で、これらを鍛えることで、さまざまな良い効果が得られます。

体幹トレーニングはどんな人におすすめ?

体幹トレーニングは全ての人に必要なトレーニングですが、中でもデスクワークがメインで普段運動をしてない人に特におすすめです

デスクワーク中は、よほど意識していない限り背中が丸まって猫背になり、腹筋を使っていない状況になっています。そのため、お腹まわりに肉がつきやすくなってしまうのです。そこで体幹トレーニングでお腹まわりの深層筋を鍛えると、気になるお腹まわりの脂肪や姿勢の悪さが改善されていきます。

体幹トレーニングの効果・メリット

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引き締まったタイトな体を作れる

インナーマッスルを鍛えると、ウエストにくびれができ、スラっとしたタイトな体・引き締まったお腹まわりを作ることができます。

脚の形が綺麗になる

足底の面積はとても小さいので、立ち姿勢を維持するためには筋肉が支えなければなりません。その際にインナーマッスルがなく足の筋肉だけで頑張ろうとすると、足の筋肉のつきかたが不均等になったり、足の形が変形したりしてしまいます。脚の形や立ち姿勢を美しくするためには、インナーマッスルを鍛えることが重要なのです

姿勢の悪さ・ぽっこりお腹の改善

体幹と姿勢は密接な関係にあります。インナーマッスルが弱くお腹の力が抜けやすい人は、背骨が丸まって猫背になったり、お腹がぽっこり出たりしてしまいます。体幹を鍛えることで、背骨が自然なS字カーブを描けるようになり、体に余計な負荷をかけない、綺麗な良い姿勢を作ることができます

関連記事:ぽっこり下腹を解消する筋トレとは?自宅でできるおすすめエクササイズ

腰痛の予防改善

体幹が弱く姿勢が悪くなると、腰や背中に過剰な負荷がかかります。悪化すると、椎間板ヘルニアを招く恐れも。体幹トレーニングでインナーマッスルを強化することで、背骨が自然なS字カーブを作れるようになるので、腰痛の予防改善・椎間板ヘルニアの予防につながります

体の安定性がアップする

体幹を鍛えると、筋肉のバランスが整って体の安定性が高まります。スポーツをする人は動作がスムーズになるなどパフォーマンスが良くなる他、怪我をしにくくなったり疲れにくくなったりする効果が期待できます

体幹トレーニングのメニュー・やり方

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ここからは、体幹トレーニングのやり方をご紹介します。体への負荷は少ないので、ぜひ毎日継続して行ってください。

ドローイング

【やり方】

1. 仰向けに寝て膝を立てます。手はお腹を意識しやすいよう、お腹の上に置いておきましょう。

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2. 2〜3秒かけてゆっくり鼻から息を吸って、お腹を膨らませます。息を吸うときに、のけ反らないように気をつけましょう。腰は床にくっつけたままにします。

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3. 2〜3秒かけて口から息を吐き、お腹をへこませていきます。息を吐くときに、吐く力でお腹がグッと引き締まるのを感じましょう。息を吐き切ることが大事なので、長くできる場合は5秒以上かけてもOKです。

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4. これを8回〜10回ほど繰り返しましょう。

プランク

【やり方】

1. うつ伏せになり、肩の真下に肘を置きます。足幅は腰幅に開きます。

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2. そのまま上体を持ち上げ、顔は下を向けて床を見るようにしましょう。上体を持ち上げたら、頭からお尻までが1直線になるイメージで。少し背中が丸まるくらいでも問題ありません。

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3. この姿勢のまま、1回20秒。小分けに何度か行い、トータルが1分になるようにしましょう。慣れてきたら1回あたり30〜40秒、余裕があれば1分キープしてみましょう。

【やってしまいがちなNG例】

・体が山なりになりすぎている:手で体を支える状態になり、腹筋に負荷を与えられません。

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・顔が上を向いている:腹筋が伸びてしまい、体幹部に負荷を与えられません。

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・腰が反り過ぎている:腰に負担がかかり、腰痛を招く危険があります。

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バックエクステンション

【やり方】

1. うつ伏せに寝転びます。両手は体の外側に置きます。

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2. ここから上体を起こします。このとき、無理に上げようとする必要はありません。腰からではなく、みぞおちの位置から持ちあげるイメージで。目線は上げすぎず、斜め下くらいに持っていきましょう。

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3. そのまま手を前に伸ばします。手を耳より上にやや上くらいの位置まで持ち上げましょう。

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4. この状態で20秒〜30秒キープし、3セット行いましょう。

【負荷が軽いと感じる人は両脚も持ち上げる】

負荷が軽いと感じる人は、両脚も床から浮かせましょう。このとき、足首を曲げるとインナーマッスルよりもアウターマッスルに入りやすいので、つま先は伸ばしたまま浮かせてください。

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ヒップリフト

【やり方】

1. 仰向けに寝転んで膝を立てます。

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2. 息を吸いながらお尻を持ち上げます。おへそを突き出すのではなく、お尻をキュッと引き上げて恥骨を上に持ち上げるイメージで。

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3. 息を吐きながら1の姿勢に戻ります。この動きを10回繰り返しましょう。

【負荷が軽いと感じる人は片脚で】

負荷が軽いと感じる方は、2の姿勢から片足を上げましょう。骨盤が曲がらないよう、真っ直ぐ固定したまま足を持ち上げてください。

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まとめ

インナーマッスルを鍛えるための体幹トレーニングは、お腹まわりをスッキリ引き締めたい方や、タイトですらっとした体づくりがしたい方にぴったりのトレーニングです。普通の筋トレよりも負荷が少ないので疲れにくく、筋肉痛になりにくいのも嬉しいですね。お家でスキマ時間に気軽に行えるのもポイントです。ぜひ今日からチャレンジしてみてください。

【監修】女性専用パーソナルジム ボディサーベーション 山﨑 艶子

※上記掲載の情報は、取材当時のものです。以降に内容が変更される場合がございますので、予めご了承ください。

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