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どんな病気も早期発見が肝心! 大切な体のために人間ドックに行こう!

結果表の見方

受診後に大切なのは、結果を確認し、適切な処置と生活の改善を行うことです。
受診結果の成績表は、前回・前々回を含めて、計3回分の推移を見ることができるようになっています。まずは、総合評価を確認し、それぞれの検査結果を確認しましょう。

検査項目 検査の目的・内容
基本
検査
身体測定(BMI) 身長と体重からBMIを計算し、肥満、やせを調べます
身体測定(腹囲) 内臓脂肪型肥満のリスクの有無を調べます
視力検査 視力検査機器などで視力を調べます
聴力検査 測定器から発する音を聴き取れるかどうかで聴力を調べます
尿検査 尿糖 尿中に糖が出ているかを見ることで糖尿病の危険があるかどうかを調べます
尿たんぱく 腎臓に異常があると尿にたんぱく質が漏れ出すため、その有無を調べます
尿潜血反応 尿中に血液があるかどうかで腎機能に異常がないかを調べます
尿沈査 尿を遠心分離して固形成分を調べ、腎臓などの異常をさらに詳しく調べます
ウロビリノーゲン 尿中のウロビリノーゲン量を見ることで、肝臓や胆道系の異常を調べます
脂質 中性脂肪
(トリグリセライド、TG)
エネルギー源ですが、多くなりすぎると動脈硬化、脂肪肝などの原因になります
HDLコレステロール 動脈硬化を防ぐ善玉コレステロールで、不足すると動脈硬化が進みます
LDLコレステロール 動脈硬化の直接の原因となる悪玉コレステロールで、多いと動脈硬化が進みます
総コレステロール(TC) 細胞の構成に欠かせませんが、多くなりすぎると動脈硬化の原因になります
肝機能 AST(GOT)、ALT(GPT) 肝臓の細胞に多く含まれ、障害を受けると血液中に多くなります
γ-GT(γ-GTP) 肝臓の解毒作用に関係する酵素で、とくにアルコール性肝障害で数値が高くなります
ALP
(アルカリフォスファターゼ)
肝臓や骨、腎臓などに多く存在する酵素で、障害を受けると数値が高くなります
総ビリルビン(T-Bil) 黄疸の原因となるビリルビンは、肝臓や胆道に障害があると数値が高くなります
LDH
(乳酸脱水素酵素)
糖代謝にかかわる酵素で、肝臓や心臓などに障害があると数値が高くなります
TTT/ZTT 肝機能の状態を調べます
総たんぱく(TP) 肝臓や腎臓に異常がないかを調べます
アルブミン 栄養状態や肝機能が悪くなると数値が低くなります
HBs抗原 B型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを調べます
HCV抗体 C型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを調べます
代謝機能 空腹時血糖 糖尿病になると数値が高くなります
HbA1c
(ヘモグロビンA1c)
血糖検査ではわからない過去1~2カ月にわたる血糖の状態を推定します
アミラーゼ だ液腺とすい臓の消化酵素で、それらに異常があると数値が高くなります
ブドウ糖負荷検査
(GTT)
75gのブドウ糖を飲んだあとの血糖値を測定して、糖代謝機能を調べます
尿酸 細胞内のプリン体を分解した時にでき、高い状態が続くと通風になります
血液一般 ヘマトクリット(Ht) 血液中に含まれる赤血球の割合を調べて貧血などを調べます
血色素測定
(ヘモグロビンHb)
ヘモグロビンは赤血球中のたんぱく質で、赤血球数が減ると数値が低くなります
赤血球数(RBC) 血液中の赤血球数が不足すると酸素を運ぶ能力が落ち、貧血になります
血小板数(Plt) 血小板は血液を凝固させる働きを持ち、多すぎても少なすぎても異常が発生します
白血球数(WBC) 白血球は病原体などを撃退する働きを持ち、炎症などがあると数が増えます
抹消血液像 血液中のさまざまな血球の割合を調べることで、病気の発見に役立てます
腎機能 尿素窒素(BUN) たんぱく質の分解による老廃物で、腎機能が低下すると血液中に増えます
クレアチニン 老廃物の一種で、腎機能が低下すると血液中に増えます
電解質 体液中のイオン濃度を測定し、そのバランスを調べることで病気を発見します
消化器 ペプシノゲン検査 採血により、胃の粘膜の萎縮の程度を調べる検査です
免疫
/
血清検査
RAテスト 血清中のある抗体から、関節リウマチなどを調べます
腫瘍マーカー 血液中や尿中のたんぱく質や酵素、ホルモンなどを調べ、がんの早期発見に役立てます
CRP
(C反応性たんぱく)
CRPは感染症、外傷、腫瘍などで体内に炎症が発生した時に増えるたんぱく質です
甲状腺ホルモン検査 血液中のホルモン量を測定することで、甲状腺の異常を調べます
エイズウイルス検査 エイズの原因であるHIVの感染の有無を調べます
循環器 血圧測定 血圧が高いと動脈硬化が進みます
心電図 心臓の異常の有無を調べます
眼底検査 高血圧や動脈硬化などを調べます
呼吸器 喀(かく)たん検査 たんの形状などを調べたり、培養して細菌を見ることで呼吸器の異常を調べます
肺機能検査 吐き出す息の量を測定することで、呼吸器の機能を調べます
胸部エックス線検査 肺や気管などの異常を調べます
ヘルカルCT 体の周囲をらせん状にエックス線で調べることで、早期肺がんなどを見つけます
消化器 上部消化管(胃部)
エックス線検査
バリウムを飲んで上部消化管(食道、胃、十二指腸)を調べます
下消化管(大腸)
エックス線検査
肛門からバリウムと空気を注入して大腸(結腸、直腸)を調べます
内視鏡検査 内視鏡を口腔または肛門から入れて、上部または下部の消化器を調べます
ヘリコバクター・
ピロリ検査
胃がんや胃炎などを招くピロリ菌の感染の有無を調べます
大腸 便潜血検査 便中の目に見えない微量の血液を調べ、消化管の出血がないかを調べます
子宮 子宮がん検査 子宮内から直接、細胞を取って調べる細胞診などが行われています
乳房 乳がん検査 乳房専用エックス線撮影法であるマンモグラフィなどで調べます
眼圧検査 緑内障などの異常を調べます
歯科検査 むし歯や歯周病だけでなく、口腔内の健康状態を調べます
骨粗しょう症検査 エックス線や超音波で骨量を測定し、骨粗しょう症のリスクを調べます
脳ドック CT検査やMRI検査などで初期の脳梗塞や脳血管の動脈硬化を調べます
その他の
画像による
検査
超音波検査
(エコー)
超音波をあてて、反射波(エコー)により、腹腔内の臓器の異常を調べます
CT検査
(コンピューター断層撮影)
体の周囲からエックス線をあて、画像処理をすることで断面図で調べることができます
MRI検査
(磁気共鳴検査)
磁気を利用して体内の臓器を画像化して調べます

どんな病気も早期発見が肝心! 大切な体のために人間ドックに行こう!

※上記掲載の情報は、取材当時のものです。以降に内容が変更される場合がございますので、予めご了承ください。

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