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こころと体に効くアロマテラピー

こころと体に効くアロママッサージ

新生活を迎える春は、不慣れな環境に体はもちろん心も疲れがち。
そんな心に効くのが“ハンドマッサージ”です。自分で行うのもいいですが、一番いいのは人に施術してもらうこと。
「人に触れてもらうことで安心感が得られたり、ストレスや不安の軽減につながるんですよ」(武波先生)

使用するエッセンシャルオイルは、基本的には心地よさを感じる香りであればOKです。

ハンドマッサージの行い方

1
手を清潔にし、よく温めておく

2
手のすべりをよくするため、植物油や無香料のハンドローションにエッセンシャルオイルを1~2滴垂らす

3
両手によくなじませてから、手全体をもみほぐすようにさする

4
指の付け根から指先に向かって関節を親指と人差し指でつまむように、丁寧にさする

5
親指と人差し指の骨が合流する付近にあるツボ“合谷(ごうこく)”を垂直に親指で押す。イタ気持ちいいくらいの力加減がベスト。

6
手首から肘のあたりまでをもみほぐす

7
マッサージ終了後、オイルの付いた手は洗わなくてもOK。ベトつきが気になる場合は、軽くタオルなどでふき取る。

オススメのエッセンシャルオイル

ラベンダー
リラックス効果で心身のバランスを整える

知っておこう!

“合谷”はどんな症状も改善する万能のツボ!
合谷は親指と人差し指の骨が合流する箇所のやや人差し指に近いところにあり、親指で押すとジーンと鈍い痛みが走ります。
頭痛や歯痛、肩こり、精神不安、無気力などさまざまな症状を改善する万能のツボと言われています。

体の悩みに効くアロママッサージ

メンタルだけでなく、痛みなど体のつらい症状にも効果があるのがアロマテラピーです。デスクワークの人に多い「肩こり」や「頭痛」のマッサージもカンタンに行えるので、自分でやるもよし、人にやってもらうもよし。アロマの効能を最大限に活かして、つらい痛みを改善しましょう。

 

肩こり改善のアロママッサージ

肩こりは首周辺の筋肉の「血行不良」が原因で起こります。
筋肉疲労に効果のあるエッセンシャルオイルを使い、筋肉をもみほぐすことで血行をよくし、肩こりを和らげましょう。

1
手を清潔にし、よく温めておく

2
手のすべりをよくするため、植物油や無香料のハンドローションにエッセンシャルオイルを1~2滴垂らし、両手によくなじませる

3
後頭部の髪の生え際・襟足付近の左右の筋を押したり、もんだりする

4
首から肩にかけてもんだり、親指で指圧したりする

オススメのエッセンシャルオイル

ペパーミント
湿布のようなスーッと鼻の通る香りが特徴。
筋肉疲労に効果あり

レモングラス
血液循環に作用し、筋肉のこりをほぐす

 

頭痛改善のアロママッサージ

頭痛の原因の多くは「肩こり」や「ストレス」です。
こめかみや頭頂部など、痛みの強い部分を指圧し、体とこころの緊張を取り除きましょう。

1
手を清潔にし、よく温めておく

2
手のすべりをよくするため、植物油や無香料のハンドローションにエッセンシャルオイルを1~2滴垂らし、指先になじませる

3
指先で頭皮にオイルをなじませる

4
頭頂部やこめかみ、盆の窪(首筋中央のへこんだ部分)など痛む部分を指先でグッと押すようにもみほぐす

オススメのエッセンシャルオイル

フランキンセンスとラベンダー、ペパーミントのブレンド
それぞれに鎮痛作用あり

 

このほかにも、体の症状に合わせてエッセンシャルオイルを選び、マッサージを行ってみましょう。

 

エッセンシャルオイル 使用の注意点

エッセンシャルオイルは天然のものですが使い方を間違えると、体に悪影響が出る可能性もあります。
下記の点に注意をしましょう。

  • 医療レベルの高品質なエッセンシャルオイルでない限り、原液を飲んだり、肌に直接つけない
  • 肌の弱い人はパッチテストを行い、3日間ほど様子を見る
  • 目や口など粘膜のまわりには使用しない
  • 柑橘系のエッセンシャルオイルは植物油などで希釈した場合も、塗布した状態で日光に当たらないようにしましょう。皮膚に炎症を起こすことがあります。
  • オイルの使用期限を守ること
  • 持病など健康に不安があったり、妊娠中は使用の前に医師に相談すること(妊娠中に使用禁止のオイルもあります)
  • 悩みの症状に効くからといって嫌いな香りは使用しないこと
内服も可能なメディカルアロマ

「エッセンシャルオイルの多くは、含まれている成分により日本の法律で“化粧品”や“雑貨”として認可されているものなので、内服は厳禁です。
しかし、ヨーロッパでアロマが家庭の置き薬として使用されているように、日本で“食品添加物”と認定され、“メディカルアロマ”として販売されているものは内服が可能です。医療機関や専門家が在籍するサロンなどで扱われるメディカルグレード認定のエッセンシャルオイルを選んでみましょう。ドリンクやお菓子、料理にも使用ができます」(武波先生)

※上記掲載の情報は、取材当時のものです。以降に内容が変更される場合がございますので、予めご了承ください。

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