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メンズ全身脱毛の注意点は?医療脱毛・その他の脱毛方法の違いと選び方のポイント

一昔前は脱毛というと女性向けの美容施術という印象がありましたが、最近では男性向けのメンズ脱毛も一般的になっています。「毎日のヒゲ剃りから解放されたい」「全身の毛が濃いのがコンプレックスなので、どうにかしたい」そんな思いから、脱毛を考えている男性は多いのではないでしょうか。そこで今回は、メンズ脱毛の方法やメリット・デメリット、脱毛方法の選び方のポイントなどについて、LECINQ clinic院長長谷川 佳子先生に教えていただきました。

長谷川 佳子

【監修】LECINQ clinic院長

2012年 北里大学医学部卒業。2014年 横浜市立大学病院 形成外科入局 KO CLINICに勤務。藤沢湘南台病院、横浜市立大学附属 市民総合医療センター、横浜栄共済病院 小田原銀座クリニック勤務を経て、2020年ルサンククリニック診療部長就任。2021年 ルサンククリニック院長就任。所属学会は、日本形成外科学会、日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本レーザー治療医学会、日本抗加齢学会、日本乳癌学会、日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会など多岐にわたる。

メンズ脱毛のメリットって?

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男性が脱毛をするメリットとして、こんなことが挙げられます。

美容面でのメリット

ヒゲや顔の毛をはじめ、脇や腕・足など露出される部分の脱毛をすることで、清潔感がアップします。特に顔については、脱毛をすることで毛穴の引き締めや毛穴開きも改善されることがあり、総合的な美肌効果が得られることも。また、自分で行うシェービングは肌を傷つけやすく、肌の乾燥や赤み・炎症などのダメージを招きがちです。脱毛をすることでシェービングの回数が減ったり必要がなくなったりするので、肌の保護・美肌につながります

スポーツをする人にもおすすめ

男性の脱毛のメリットは、美容に関することだけではありません。スポーツをする人にとってもいろいろなメリットがあるのです。毛をなくすことで、怪我をした際に傷口の清潔を保ちやすくなる・テーピング時の密着度が上がる・テーピングを外す時にスムーズになる・ウェアとの摩擦による炎症や痛みを防いでくれるなどといったメリットがあります。ひいてはパフォーマンス向上につながることも考えられます。

"介護脱毛"をする人も

このほか、将来介護が必要となったときのために、介護者の手間などを考慮して今のうちに脱毛しておくという人もいます。

全身脱毛が流行っている?メンズ脱毛で人気の部位は?

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メンズ脱毛で人気の部位は、ヒゲだけでなく、ワキや胸・おなか・足・腕・手指・デリケートゾーンなど。単部位ではなく複数部位を気にしている人も多いため、全身脱毛も受ける人も増えているようです。

脱毛の種類:医療脱毛

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医療脱毛とは

医療脱毛は、皮膚科や美容皮膚科などの医療施設で医師や看護師などの専門家によって行われる脱毛方法です。医療脱毛では、主にレーザー脱毛またはIPL脱毛という技術を用います。これらの技術は、毛根に光エネルギーを集中させて毛根を破壊し、毛の成長を抑制します。

メリット

専門家による施術なので、安全性が高く肌へのダメージが少ないという特徴があります。また、何かトラブルが起きたときも、医療施設なので適切な処置が受けられるのがメリットです。また、医療脱毛は高い効果が期待でき、効果が長続きします。毛の成長のサイクルに合わせて数回の施術を受けることで、永久的な脱毛効果を得られます

デメリット

医療脱毛でも脱毛時に痛みを感じることがあります。クリニックによっては痛み止めの医療麻酔を用意していることも多いです。また、人によっては施術後に赤みや腫れが出ることもあります。このほか、医療脱毛には上記のように多くのメリットがあるため、その分施術費用が比較的高い傾向があります。

脱毛の種類:ニードル脱毛

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ニードル脱毛とは

ニードル脱毛は、皮膚科や美容皮膚科などの医療施設で医師や看護師などの専門家によって行われる脱毛方法です。電気針と呼ばれる微細な針を毛穴に挿入し、毛根に電気エネルギーを送ることで毛根を破壊します。そのため、毛の成長を永久的に停止させることができます。

メリット

ニードル脱毛は毛穴一つひとつに対して施術を行なっていくので、非常に精密な処理が可能です。そのため、ヒゲやもみあげなどのようにデザイン性が求められる部位に適しています

デメリット

ニードル脱毛は毛穴ごとに処理するため、広い範囲の脱毛には時間がかかり、痛みも強いと言われています。また、他の脱毛方法に比べて費用が高くなる傾向が。このほか、瘢痕化といって、脱毛時にダメージを受けた組織が再生される段階で痕跡が残りやすいというデメリットも考えられます。

脱毛の種類:光脱毛

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光脱毛とは

光脱毛は、エステサロンや脱毛サロンで提供されている脱毛方法です。光脱毛では、高エネルギーの光(IPL、インテンス・パルス・ライト)を使用して毛根にエネルギーを送り、毛の成長を抑制します。これにより、毛根が弱まり、新しい毛が生えにくくなります。

メリット

医療脱毛ほどの効果は望めませんが、安全性は高く、痛みが少ないとされています。ただし、個人差があり、感じる痛みは人それぞれ異なります。また、光脱毛は大きな部位(背中や脚・腕など)から小さな部位(例: ワキや顔・ビキニライン)の脱毛にまで利用できます。このほか、エステサロンでの光脱毛は、医療脱毛に比べて費用が安く済みます。サロンによっては複数回セットでかなりお得な価格で受けられるところもあります。

デメリット

エステサロンで行う光脱毛は、医療脱毛で使用する機器に比べて光エネルギーの出力が低く、効果を出すのに時間がかかります。毛の成長サイクルに合わせて、複数回の施術を受ける必要があり、毛の状態や部位によっては回数がかなり多くなることも。また、永久的な効果はなく、施術をやめると施術前と同じように毛が生えてきます。このほか、ヒゲやデリケートゾーン(VIO)のように太くて濃い、毛根が深い部位の毛に対する効果は乏しくなります。

その他の脱毛の種類:自分でできる脱毛方法

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シェーバーで剃る

もっとも簡単なのは、シェーバーを使ってムダ毛を剃るという方法です。効果は一時的で短期間なので、毛が濃い人は毎日剃らないと効果は続きません。また、毛を剃る際に肌を傷つけてしまったり切ってしまったりするトラブルも。剃る行為によって肌のバリア機能が壊れやすくなるので、肌荒れや乾燥の要因になる可能性もあります。

脱毛クリームを使用する

自分で脱毛をしたい場合は、脱毛クリームを使用することもできます。薬剤を塗布して指定時間を置いてから洗い流すだけなので楽ですが、効果は一時的で短期間です。また、薬剤によって皮膚刺激を受けることがあります。

メンズの脱毛にはどの方法がいい?選び方のポイント

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永久的な脱毛効果を求めるなら、医療脱毛一択

永久的な脱毛効果を得られるのは、医療脱毛のみ。エステサロンでの光脱毛では、永久的な効果は望めません。その分費用はかかりますが、永久的に毛を無くしたいという方には、医療脱毛をおすすめします

安全性を重視する人・肌ダメージが不安な方にも医療脱毛がおすすめ

「肌へのダメージは絶対に避けたい」「トラブルがあった際にちゃんと対応してくれるところで受けたい」といった方には、やはり医療脱毛がおすすめです。また、「ニキビがあるけど顔の脱毛はできるのだろうか」「敏感肌だけど大丈夫だろうか」「アトピーがあるけど大丈夫だろうか」などの不安や懸念を抱えている方にも、医療脱毛の方がおすすめです。施術前に医師が肌状態を確認して施術の可否を確認してくれるので、上記のような方も一度相談してみると良いでしょう。

予算を抑えたいなら、エステサロンでの光脱毛

予算を抑えたいのであれば、医療脱毛よりもエステサロンでの光脱毛の方が安く済む場合が多いと言えます。ただし回数がかなり必要なので、ケースによっては高くつく可能性もあります。また、サロンによって料金体系は異なります。料金や割引オプションを確認し、予算内でプランを選びましょう。

「毛を薄くしたい」程度であれば、エステサロンでの光脱毛もあり

「完全に毛をなくしてツルツルにしたい」というわけではなく、「今よりも毛を薄くしたい」という程度の脱毛であれば、エステサロンでの施術を選ぶのもアリ。回数を重ねるごとに、少しずつ毛が薄くなるので、毛深さの解消に役立ちます。

まとめ

「ヒゲをなくしたい」「腕毛や足の毛をなくしたい」「脇毛を薄くしたい」など、メンズ脱毛のニーズは増えています。最近では、男性を対象としたクリニックやエステも増えているので、気軽に行きやすいのではないでしょうか。今回ご紹介したように、メンズ脱毛にはさまざまな種類があります。医療脱毛がいいのか、エステの光脱毛がいいのか、ニードル脱毛がいいのか、それぞれの仕上がりの希望や予算などに合わせてぴったりなものを見つけてくださいね。

LECINQ clinic院長 長谷川 佳子

※上記掲載の情報は、取材当時のものです。以降に内容が変更される場合がございますので、予めご了承ください。

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