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寝る前の簡単ストレッチで快眠・健康!初心者におすすめのストレッチメニューをご紹介

なかなか寝付けない・睡眠途中で目が覚めてしまう・寝ても疲れが取れない……などなど、睡眠に関する悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。睡眠がうまく取れないと、日中のパフォーマンスも悪くなり、気持ち的にも辛いですよね。

そんな方におすすめなのが、寝る前に行う快眠ストレッチです。一日活動した心と体を整え、緊張を解くことで、スッと眠れるようになり、睡眠の質も高くなります。今回は、ストレッチが睡眠に与える効果や快眠ストレッチの具体的なやり方について、「パーソナルストレッチスタジオHASEGAWA Rieko」代表 長谷川利恵子さんに教えていただきました。

長谷川利恵子

【監修】ストレッチトレーナー

「パーソナルストレッチスタジオHASEGAWA Rieko」代表。MGA認定ストレッチトレーナー、栄養睡眠カウンセラー、日本スロージョギング協会アドバンスインストラクター。「きれいと元気は自分でつくれる」をコンセプトに、パーソナルストレッチやセルフストレッチの他、スロージョギング・睡眠改善・栄養改善などの指導を行う。

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睡眠トラブルの理由とストレッチの効果とは?

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入眠に時間がかかる・途中で目覚めてしまう・寝ても疲れが取れないなどの睡眠トラブルは、日々の生活習慣や姿勢と深く関連しています。例えば、日中の姿勢・習慣は、以下のように睡眠にも悪影響を及ぼしてしまうのです。

  • 日中の姿勢が悪い人は、睡眠中も姿勢が悪いまま
  • 日中に奥歯を噛み締めている人は、寝ているときも歯軋りしている
  • 日中に緊張しやすい・気にしすぎの人は、睡眠中も体に力が入ったまま、リラックスできていない

このような睡眠トラブルの解消には、日中の姿勢や動きのくせなどを根本的に改善する必要があります。ここでは、その方法のひとつとしてストレッチで寝る前に姿勢を整える、心身の緊張を解くといった方法についてご紹介します。

睡眠前にゆったりとストレッチを行うことで、体温や血圧・心拍数が下がり、副交感神経の働きが優位になります。その結果、身体・精神の緊張がほぐれて、自然と睡眠モードに移ることができるのです。また、睡眠中の悪い姿勢を解消する効果も期待できます。

寝る前に心身を睡眠モードに!おすすめの快眠ストレッチ5選

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睡眠前にベッドで寝ながらできるストレッチを5つご紹介します。ストレッチでの筋肉の伸び方は人それぞれです。写真と同じ形にならなくても大丈夫。自分が気持ちいい、と思える強さで伸びを感じられればOKです。無理せず自分のできる範囲でチャレンジしてみてください。

1. 肩三角筋ストレッチ

肩回りを中心に上半身の姿勢を整えるのにおすすめのストレッチです。

【やり方】

1. ベッドで仰向けになります。
(写真は座っていますが、仰向けでも、立って行ってもOKです。)

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2. 片手を上げて体の真横に持っていきます。このとき、肩が上がらないように注意しましょう。

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3. 反対の手で挟み、肩甲骨〜肩〜上腕あたりをしっかり伸ばします。

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4. これを左右両方行いましょう。片側1回5秒ぐらい、左右3セットが目安です。

2.体幹ツイスト

背中や下半身の姿勢を整えるのにおすすめのストレッチです。

【やり方】

1. 仰向けに寝転びます。

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2. 片膝を立てます。

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3. 反対側に足を倒して、背中やおしり周辺をグーっと伸ばします。ベッドから足を落とすくらい、しっかり体をひねって背中を伸ばしましょう。肩はできるだけベッドから離れないように意識してみてください。

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4. これを左右両方行いましょう。片側1回5秒ぐらい、左右3セットが目安です。息を吐きながら脱力して行いましょう。肩が浮いてきてしまう方は、それでもかまいません。脱力を優先してください。

3. 首の皮はがし

首周りの硬さを和らげるストレッチです。首や頭がすっきりして視界も明るくなります。このストレッチは、どの体勢でも行えますが、仰向けの状態でやると、重力がかからないのでよりほぐしやすくなります。首の筋にハリを感じる方におすすめです。

【やり方】

1. 首の後ろの皮をつまんでほぐします。下の筋肉も一緒にしっかり揉みほぐしましょう。

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2. 首筋の上にあるくぼみに指をかけ、頭蓋骨を下から上に押し上げます。押して痛気持ちいい所を自分で探してみましょう。

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ここまでの3つは、姿勢を改善して快眠につなげるストレッチです。寝る前はもちろん、お好きなタイミングで日常生活に取り入れてみてください。

そして、次にご紹介する2つは脱力してリラックスすることにフォーカスしたストレッチです。いったん力を入れて筋肉を緊張させて、一気に力を抜くことで筋肉を緩めます。リラックスしたいシーン全般で有効活用できるので、寝る前に限らず、緊張やストレスを感じたときに実践してみましょう。

4. 全身脱力

体の脱力に効果的なストレッチです。体と心の緊張を解きほぐす効果があります。

【やり方】

1. 仰向けに寝転びます。

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2. 大の字になって、手と足に思いっきりグーッと力を入れます。

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3. 一気に力を抜いて脱力します。

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4. 寝る前に1回やって、脱力できればこのまま眠ってしまってOKです。

5. 目のまわり脱力

【やり方】

1. 仰向けに寝転んで目を閉じ、両目をギュっと強くつむります。

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2. 目をつむった状態から一気に脱力して、目の周りの力を抜きます。眼球が重力でじわーっと落ちていくイメージで脱力しましょう。

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いろいろ考えてしまって、なかなか寝付けないときは眼球が動いています。眼球を脱力することで眠りに入りやすくなります。どうしても何か考えてしまうときは今日あったいいことを思い出して、幸せな気分で眠りにつきましょう。

寝る前やお風呂上がりなどに、手で体に優しく触れるのもおすすめです。「手当て」という言葉があるように、手で体に触れるという行為はとても大事なのです。手を当てて優しくさするだけでも血流が改善する他、リラックス効果を得ることもできます

快眠だけじゃない!ストレッチの健康効果とは?

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ストレッチには、快眠効果以外にもたくさんの健康効果があります。ここでは、代表的なストレッチの健康効果をご紹介します。

柔軟性の向上:ケガ予防と姿勢改善

ケガ予防

「子供の運動会でお父さんが肉離れしてしまった」「ちょっとつまずいただけなのに、体がよろめいて捻挫してしまった」など、体が硬いと思わぬ怪我につながることがあります。ストレッチをすると筋肉の柔軟性が高まり、関節の可動域も広くなりますそのため、動作がしなやかになり、上記のような怪我のリスクを軽減できます

姿勢の改善

体が硬いままだと姿勢が崩れやすくなり、立ち姿勢・歩き方が不自然になったり、体に負担をかけてしまったりします。体の柔軟性を高めることで正しい姿勢が取りやすくなり、姿勢を改善する効果が得られます。姿勢が改善することで、猫背やぽっこりお腹の改善にもつながるでしょう。

血流の改善:肩こりや腰痛、冷え性の予防改善

肩こりや腰痛の予防改善効果

同じ姿勢や動作をし続けることで、腕や肩・背中・腰などの血流が悪くなり、筋肉がこり固まってしまいます。ストレッチをすることで血流が改善し、硬くなっていた筋肉を緩めることができます

血行改善によるその他の健康効果とは?

ストレッチで筋肉を緩めることで血流が改善し、冷え性の予防改善につながることがあります。また、脳に酸素が供給されやすくなる他、体温が上がることによる免疫力アップなど、さまざまな健康効果が期待できます。

精神的なストレスを軽減する効果も

体が硬い方は、心身ともに緊張しやすく、ストレスが蓄積しやすい傾向があります。今回ご紹介したような簡単なストレッチでも心身の緊張をほぐすことができるため、日々のストレスを軽減することができるでしょう

また、ストレッチが習慣になると心身の状態に敏感になり、「体の硬さを感じたらストレッチで軽くほぐす」「緊張を感じたら深呼吸をする」など、自ずと脱力・リラックスができるようになっていきます。リラックスや脱力が上手になり、ストレスの蓄積を防ぐことができるので、ストレスや緊張を感じやすいという方は、ぜひ日常生活にストレッチを取り入れてみてください。

ストレッチを継続するポイントは?

ストレッチは細く長く続けていくことが大事です。一度習慣化してしまえれば、歯磨きと同じで、やらないことが気持ち悪く感じてくるようになるものです。

毎日続けるためには、まずは気持ちいいと思うストレッチを1日1種類からでもいいのでやってみましょう。最初は5分からでもOKです。慣れてきたら種類を増やしたり、時間があるときは長くしたりするのも良いですね。また、家族で一緒にやるのもおすすめです。一人でやるより習慣化して続けやすくなります。

まとめ

睡眠に問題を抱えている方は、ぜひ一度、寝る前のストレッチで心身を整えてみてください。日中の体の悪い癖・姿勢をリセットし、心身の緊張を解いて脱力しましょう。寝る前10分程度のストレッチでも、心地よい眠りにつけるようになるはずです。睡眠に何かしらの悩みを抱えている方は、ぜひ今夜からやってみてくださいね。

【監修】ストレッチトレーナー 長谷川利恵子 

※上記掲載の情報は、取材当時のものです。以降に内容が変更される場合がございますので、予めご了承ください。

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