バストアップに効果的!姿勢を改善して胸を大きく見せる筋トレをご紹介
健康とくらし
2022年09月22日掲載
猫背で姿勢が悪いと、バストラインも下がって胸が小さく見えてしまうもの。美しいバストラインを手に入れるためには、姿勢を改善して上向きバストを作ることが大切です。そこで今回は、自宅でできるバストアップ筋トレの方法についてボディメイクトレーナーの佐藤華先生に教えていただきました。なお、この筋トレは、例えばBカップをDカップにするといった効果のあるものではありません。あくまで、姿勢を改善してバストを綺麗に見せるための運動です。ぜひ参考にしてみてくださいね。
佐藤華
エクササイズコーチジャパン株式会社 店舗運営部 リボーンマイセルフ課 課長
7年前に入社し、トレーナー、研修担当、スーパーバイザーを経て、現在に至る。育休産休を経て産後ダイエットや体型の変化を感じ、ダイエットだけでなくボディメイクスキルについても学ぶ。骨格を確認し、最適なトレーニングを選定・指導を得意とする。
バストアップにはどこを鍛えればいいの?
バストアップをするには、主に大胸筋と小胸筋を鍛えることが大切です。
大胸筋
バストは脂肪や乳腺組織で構成されているため、重さがあります。大胸筋を鍛えることでバストを支える力がアップし、バストアップや垂れ防止に効果があります。
小胸筋
小胸筋は、大胸筋の奥にあるインナーマッスルです。肩甲骨と肋骨をつなぐ筋肉で、バストを上に持ち上げる役割をしています。また、インナーマッスルである小胸筋を鍛えることで血流やリンパの流れも改善し、バストアップ効果に繋がります。
バストアップ筋トレで得られる効果
今回ご紹介するバストアップ筋トレを行うことで、以下のような効果が期待できます。
視覚的にバストが大きく・綺麗に見えるようになる
同じカップ数でも、姿勢が悪いとバストが凹んで小さく見えてしまいます。筋トレを行うことで姿勢が良くなってバスト位置が上がるので、バストが上向きに大きく見えるようになります。
バストの垂れを予防する
大胸筋や小胸筋が衰えると、胸を張って維持するのが難しくなります。特に年齢を重ねると筋力が低下するので、バストの垂れが気になりがちです。筋トレをすることでバストを支える力がアップするので、バストの垂れを予防し上向きバストを作れるようになります。
姿勢が良くなる
今回ご紹介した筋トレを行うことで、背中の大きな筋肉や体幹を鍛えることができます。結果、姿勢が良くなり、猫背の予防にもつながります。
バストアップ筋トレのやり方
ではさっそく、バストアップのための筋トレをご紹介します。ご自宅でできるものばかりなので、ぜひ今日からやってみてくださいね。
膝付きのプッシュアップ
腕立て伏せの種目です。大胸筋と小胸筋に効果的にアプローチします。
【やり方】
1.マットの上で四つ這いの姿勢になり、両手をマットから少し外して肩幅より広めにおきます。
2.両足を伸ばします。横から見た時に体がまっすぐになるようにしましょう。
3.膝を床に下ろします。
4.そのまま胸が床につくギリギリまで体を下ろします。このとき、肘を肩甲骨の方に寄せるイメージで行いましょう。
5.3の体勢に体を戻します。二の腕の筋肉で体を押し上げていくイメージで行ってください。
この動きを5回×3〜4セット、または10回×2〜3セット行ってください。
【NG例】
以下のように、体を床に下ろすとき、お尻だけ残ってしまっているのはNGです。
また、以下のように腕を曲げずに下半身だけ下ろしてしまっているのもNGです。必ず腕を曲げて上半身を下ろすようにしましょう。
プレス
こちらも、大胸筋と小胸筋に効果的に鍛える筋トレです。おうちにベンチがない場合は、スツールを3つほど並べてもOKです。2キロ前後のダンベルを二つ、または水を入れた500〜1リットルのペットボトルを2本用意してください。
【やり方】
1.ベンチに仰向けに寝そべり、膝を立てます。後頭部をしっかりベンチにつけましょう。
2.ダンベルまたはペットボトルを両手に持ち、肩幅よりやや広めで胸の上にセットします。胸をしっかり張りましょう。背中が少しベンチから浮いてもOKです。
ダンベルで行う方は、以下のように親指を立てて持つようにしてください。
3.肘を床に近づけるようにして両腕をゆっくり下ろし、胸を開きます。肩甲骨を寄せるイメージで行いましょう。
4.下ろし切ったら2の位置に戻します。このとき、胸を張ったまま腕を戻すように意識しましょう。また、腕の力だけで上げずに、胸・背中・お腹を使ってダンベルを押し上げることが大事です。
この動きを10回×2〜3セット行ってください。なお、ペットボトルを使う場合は重さがそこまでないので、10回〜15回×2〜3セットに増やすことをおすすめします。500mlのペットボトルでも重くて上がらないと感じる場合は、中の水分の量を調整して無理のない重さからスタートしても大丈夫です。
【NG例】
以下のように腕を下ろすときに、肩の横に肘が来てしまうのはNGです。肝心な胸周りを鍛えられず、肩周りに筋肉がついてしまう恐れがあります。
ショルダープレス
次に、姿勢改善に効果的な筋トレを行いましょう。背中周りを動かすことで胸を開くので、胸周りの筋肉にも効きます。スポーツタオルを使って行いますが、もっと負荷をかけたい場合は、ゴムバンドを使って負荷をかけたり、ペットボトルを持って行ったりするのも良いでしょう。
【やり方】
1.イスに座って足を少し広めに開きます。膝の下に踵が来るようにして、膝と爪先を同じ方向に向けます。
2.お尻が丸まらないように骨盤を立てて、胸を軽く開く姿勢をとります。
3.両手にタオルを持って両手を上げます。タオルの長さは、肘を曲げたときに90度が作れる長さにして持ちましょう。また、手を上げるときに肩に力が入らないように気をつけましょう。
4.肘を寄せるようにしながらタオルを下ろします。このとき、背中がしっかり寄っているのを感じてください。また、肩周りが凝っている人は肘が前に入ってしまいやすいので、肘が肩より後ろに来るように意識しましょう。
5.3の位置に戻します。このときも、肩に力が入りすぎないように注意。肩の位置が変わらないように意識してみてください。
この動きを15〜20回×2〜3セット行いましょう。なお、チューブを使う場合は負荷がより大きくなるので、10〜15回×2〜3回程度で調整してください。
まとめ
年齢とともに垂れやしぼみが気になるバスト。ですが、今回ご紹介した大胸筋や小胸筋・背中を鍛える筋トレを行うことで、美しく上向きなバストラインを維持できるようになります。また、姿勢がよくなると視覚的にバストが大きく見える効果も期待できます。どれもおうちで簡単にできるトレーニングばかりなので、ぜひご自宅で実践してみてください。
エクササイズコーチジャパン株式会社 店舗運営部 リボーンマイセルフ課 課長 佐藤華
※上記掲載の情報は、取材当時のものです。以降に内容が変更される場合がございますので、予めご了承ください。