暮らし あと押し eo

eo健康

顔を小さくするにはこれ!小顔マッサージでフェイスラインをスッキリさせる方法

「顔のむくみを改善したい」
「フェイスラインをすっきりさせて小顔になりたい」

今回は、そんな方にむけておうちで簡単にできる小顔マッサージを、フェイスメソッドマスターインストラクター・ベネッセンス代表取締役末吉有巳佳(すえよしゆみか)さんに教えていただきました。

フェイスラインがすっきりするだけでなく、肌のどんより感やくすみ感も解消できますよ。あわせて、顔がむくむ原因や改善すべき生活習慣などについてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

末吉有巳佳

国際ホリスティックフェイスメソッドマスタートレーナー

心と体の健康のためのメソッドや方法を長年ヨガや自然療法を通して実践してきました。 現在は、ヨガスタジオ・自然療法サロンを運営・フェイスメソッドを世界に広めるために活動中。「ISPAアロマセラピー国際セラピスト」「IIR イングハムメソッド国際リフレクソロジスト」「英国バッチフラワー協会認定プラクティショナー」「モンテセラピー協会認定モンテセラピスト」「国際ホリスティックフェイスメソッドマスタートレーナー」「嗅覚反応分析士」「マインドフルネス瞑想指導者」

顔を小さくするための小顔マッサージ方法

輪郭をすっきり・顔のむくみをすっきりさせるためには、丹田呼吸にあわせ、リズミカルにツボ押し・マッサージの二段構えで行うのがポイント。血流やリンパの流れを改善することで顔や首まわりにたまりがちな老廃物の排出を促し、小顔効果はもちろん肌ツヤ・顔色アップ効果も期待できます。朝のメイク前に行えば、メイクのノリも良くなります。

顔のツボ押し

ツボを押すときは、利き手の人差し指を使いましょう。どのツボを押すときも、息を吐きながら押し、息を吸いながら指の力を抜いてください。これを各所5回ずつ繰り返しましょう。


(1) 額中(がくちゅう)

おでこの中央にあるツボです。額のシワ改善に効果的です。


(2) 攅竹(さんちく)

眉頭の内側のくぼみにあるツボです。まぶたのむくみや顔全体のむくみ改善に効果的です。


(3) 太陽(たいよう)

こめかみにあるツボです。顔全体のむくみ改善に効果的です。


(4) 迎香(げいこう)

小鼻のわきのくぼみにあるツボです。肌のたるみやほうれい線の改善に効果的です。


(5) 散笑(さんしょう)

ほうれい線の真ん中にあるツボです。頬のたるみやほうれい線・顔全体の若返りに効果的です。


(6) 地倉(ちそう)

口角の外側にあるツボです。マリオネットラインが気になる方におすすめのツボです。口角をキュッと上げて若々しい・明るい印象を作ります。


(7) 顴髎(かんりょう)

目尻のラインの延長線上、頬骨の下にあるツボです。頬のリンパを流してむくみを改善し、リフトアップ効果が期待できます。


(8) 頬車(きょうしゃ)

エラの中央、歯を食いしばったときに硬くなる部分にあるツボです。頬や首筋のたるみ・二重アゴ改善に効果的です。


(9) 大迎(だいげい)

エラから指2〜3本分内側にあるツボです。顔の血流を改善して老廃物を流すので、むくみ改善やリフトアップに効果的です。また、ニキビ・吹き出物対策にもつながります。


(10) 上簾泉(かみれんせん)

アゴの真下のくぼみにあるツボです。首のむくみや二重アゴの改善に効果的です。

小顔マッサージ

小顔マッサージをするときは、肌の保湿をしっかり行った状態がベスト。肌との摩擦が気になる方は、クリームやオイルをつけると良いでしょう。力を入れすぎず、指の圧が肌に少しかかるくらいを意識してください。

(1) 目の周り

人差し指と中指を使って、小鼻のわきから目のまわりを円を描くようにマッサージします。


(2) 鼻筋リフトアップ

鼻筋を眉間に向かって擦り上げるようにマッサージします。


(3) 耳の前〜こめかみ

耳の前をクルクルし、そのままこめかみの方に持ち上げます。


(4) おでこ〜耳の後ろ〜鎖骨

両手の4本指をおでこにあて、そのまま耳の後ろを通って耳の下〜鎖骨まで流します。


(5) おでこタップ

親指以外の4本の指でおでこをリズミカルにタップします。


(6) 頬

両手の人差し指を片方の頬に当て、アゴから頬骨に向かって皮膚を持ち上げるようにマッサージします。


(7) 頭皮

すべての指を使って頭皮を揉むようにマッサージします。特にこめかみの上あたり、側頭部をしっかりほぐしましょう。


(8) アゴ〜耳

親指を使って、アゴから耳下まで擦り上げるようにマッサージします。


(9) 頭皮全体

手をゲンコツにして、頭皮を動かすイメージで頭全体をマッサージします。


(10) 耳

人差し指と親指で耳をはさみ、耳全体をマッサージします。さらに、耳たぶを指ではさんで下・横・上に引っ張ります。


(11) 仕上げ

最後に、4本の指の腹を使って、おでこ〜頭〜耳の後ろ〜鎖骨にかけてゆっくりと撫でましょう。

小顔マッサージ4つのポイント・注意点

顔ツボ・小顔マッサージをより効果的かつ肌に負担をかけずに行うために、以下の点に留意しましょう。

(1)肌を温めて行う

ツボ押し・マッサージをする際に肌が硬いと、シワの原因になってしまうことがあります。お風呂上がりや洗顔後の肌が温まっている状態、またはホットタオルで温めてから行うようにしましょう。

(2) クリームやオイルをつけて

ツボ押しは肌がドライな状態でも問題はありませんが、マッサージをする際はクリームやオイルで滑りを良くしてから行いましょう。

(3) 強く擦りすぎないで!

強く押しすぎたり擦りすぎたりすると肌にダメージを与えてしまいます。特にマッサージのときは、指の圧が肌にやさしくかかるくらいの強度で行ってください。

(4) 姿勢を良くして行う

ツボ押しやマッサージをするときは、姿勢を正した状態で行いましょう、背筋をしっかり伸ばして猫背にならないように気をつけてください。

そもそも顔がむくむのはなぜ?むくみの原因

むくみって何?

顔が大きく見える・すっきりしない最大の原因は顔や首まわりのむくみ。むくみとは、皮膚や皮膚の下に溜まった余分な水分や老廃物のこと本来これらは血液やリンパ液に乗って排出されますが、血流やリンパの流れが滞っていると、きちんと排出されなくなってしまうのです。

なお、顔がむくみやすい人というのは、たいがい体もむくんでいます。顔のむくみは今回ご紹介したツボ押しやマッサージによって改善することもできますが、大前提として老廃物をしっかり排出できる体を作ることも大事です。

顔がむくむ原因と気をつけたい生活習慣

水分や老廃物がきちんと排出されずにむくみとなってしまうのには原因があります。以下のような生活習慣に心当たりはありませんか?このような生活習慣が積み重なると、体も顔もむくみやすくなってしまいます。

姿勢が悪い

猫背気味で姿勢が悪いと、首からフェイスライン・顔全体のむくみやたるみに影響します。日頃から姿勢良くすることを心がけましょう。

アルコール摂取

お酒を飲むと体はむくみやすくなります。特に寝る直前の飲酒は翌朝のむくみに直結します。お酒は控える・できるだけ早い時間に飲むといった工夫を。

塩分のとりすぎ

塩分のとりすぎもむくみの原因になります。自分では気づいていなくても塩分を摂りすぎている方は非常に多いので、毎日の食事や間食・飲み物など、口にするものの塩分量に気を遣ってみましょう。

運動不足で汗をかかない生活

運動不足で汗をかく機会がないと、むくみが溜まりやすくなります。ウォーキングやランニング・筋トレ・ヨガなど、自分が取り組みやすい運動を選んで体を動かすようにしましょう。

ホルモンバランスの影響

女性は特に月経前に体がむくみやすくなります。これは女性ホルモンの影響です。むくみやすい期間が来たら、ツボ押しやマッサージをいつもより丁寧に行う・お酒や塩分に気を遣う・体を動かして汗をかくといった対策をすると、むくみが軽減されます。

病気が関係していることも

甲状腺の病気を患っている場合、むくみやすくなることがあります。あまりにもむくみがひどい場合は、一度検査を受けてみると良いでしょう。

目の疲れ・乾燥

特に目まわりのむくみ・重たさが気になる方は、目の乾燥や目の疲れに原因があるかもしれません。パソコンやスマホを見ているときは瞬きが少なくなるので目が乾燥し、目が腫れぼったくなったり、翌朝目が重たくなったりすることがあります。目まわりがふくらむと、顔全体のむくみにもつながります。

まとめ

今回ご紹介したツボ押しと小顔マッサージは、一回やっただけでも、フェイスラインがすっきりしたり、顔色がパッと明るく見えるようになったり、うれしい効果が実感できます。小顔になりたい!顔のむくみをとってスッキリしたい!という方は、ぜひお風呂上がりやメイク前に実践してみてください。

末吉有巳佳 国際ホリスティックフェイスメソッドマスタートレーナー

※上記掲載の情報は、取材当時のものです。以降に内容が変更される場合がございますので、予めご了承ください。

おすすめ記事一覧