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ボディケアの基本を抑えて全身美肌。美容コンサルタントが実践するボディケアの方法は?

「体が乾燥して粉をふいている」「体が乾燥してかゆい」といったお悩みを持っている方は多いかと思います。ですが、フェイスケアに比べると、ボディケアはついつい怠りがちになってしまうもの。なんとなくの方法でケアをしている方も少なくないはずです。

そこで今回は、元CAでCA流の美容術を発信する美容コンサルタントの清水裕美子さんに、正しいボディケアの方法や保湿アイテムの選び方などを教えていただきました。

清水裕美子

美容コンサルタント

日本航空の客室乗務員として約5年勤務。乾燥や不規則な生活など過酷な環境の中でもなぜCAたちはみんなこんなにキレイでいられるのか?と疑問を持ち、およそ5000人のCAのきれいの秘密を観察・分析。「CA流美容」として発信する。著書「キャビンアテンダント5000人の24時間美しさが持続するきれいの手抜き」(青春出版社)

美容コンサルタント 清水裕美子

元CAが考えるボディケアを丁寧に行うメリットとは

ボディは顔と違いメイクで隠せないので、実年齢が出やすいポイント。特に首のシワや腕のシミなどは年齢を感じさせてしまうので、お客様と至近距離で接することが多いCAは、20代の頃からケアに力を入れている人も多いのです。

ボディは顔のスキンケアと比べて手が届きにくい部分ですが、やるかやらないかで肌の質感に大きな差が生まれます。美しいボディを維持するためにも、以下でご紹介するボディケアをぜひ実践してみてください。

乾燥やかゆみを防ぐ!正しいボディケア方法

脚にクリームを塗ってボディケアをする様子

ボディの乾燥やかゆみを防ぐには、お風呂での体の洗い方・お風呂上がりのケア・朝や日中の保湿ケアが重要です。

お風呂での体の洗い方

ゴシゴシこすらない!おすすめは手洗い

ゴシゴシ洗いは、乾燥肌を招く原因のひとつ。体を洗うときに使うスポンジやボディタオルの摩擦によって、皮脂が必要以上に落ちすぎてしまうことがあります。すると、肌のうるおいを守るためのバリア機能が低下し、肌の乾燥が悪化しやすくなるのです。スポンジやボディタオルでゴシゴシこするのはやめ、手で優しく洗うのがおすすめです。

洗浄剤はしっかり泡だて、泡で洗う

洗浄剤はよく泡立て、泡で肌を包み込むように洗いしましょう。泡だてが面倒な方は、泡で出てくるタイプのボディソープを使うのもありです。また、洗浄剤が肌に残っていると肌トラブルや乾燥の原因になるので、しっかり洗い流してください。

お湯の温度を高くしすぎない

お湯の温度が高くなるほど、肌から皮脂が奪われやすくなります。36℃〜39℃くらいのぬるめのお湯を使いましょう。これはバスタブに浸かるときも同様です。

ゴワつきには角質ケアも

肌の表面に角質がたまっていると、ゴワゴワしたりかゆみを感じたりすることがあります。そんなときに試して欲しいのが、スクラブを使った角質ケア。体を洗った後にスクラブで全身を優しくマッサージすると、古い角質がとれてツルツル肌に。市販の製品を使う場合は、敏感肌の方でも使える肌に優しいタイプを選びましょう。また、粗塩にオイルを混ぜた手作りスクラブもおすすめです。ただし、角質ケアは肌への刺激にもなりますので、肌状態が落ち着いているときにしてください。

お風呂上がりのケア方法

体を拭くときはこすらず優しく

バスタオルで体を拭くときは、ゴシゴシこすらないよう気をつけましょう。タオルをポンポンと肌に当てて、水分を吸い取るようにします。

お風呂上がり10分以内に保湿ケアを

お風呂上がりの肌は、水分が蒸発しやすくとても乾燥しやすい状態です。お風呂上がりの保湿ケアは10分以内に行いましょう。(どんなアイテムを使えばいいのかについては次項で詳しくご紹介します)

乾燥対策には就寝時に加湿器をつけて

空気が乾いていると、肌の水分が失われカサカサしたりかゆみを感じやすくなったります。睡眠中の乾燥を防ぐには、加湿器を使うのがおすすめです。

お風呂上がりにボディケアをしようと思っていても、顔のスキンケアを優先して後回しになってしまい、パジャマを着たあとはボディケアが面倒になってしまうなどなかなか習慣化しづらい面がありますよね。

そんな時は浴室の中でボディケアをするのがオススメです。バスタオルで軽く水気を拭き取った後、全身にボディオイルやボディクリームなどを塗ります。洋服も下着も身につけていない分、全身くまなく保湿でき、マッサージしやすいというメリットもあります。

朝や日中のケア方法

朝もボディの保湿ケアをしよう

夜しっかり保湿をしたのに、朝や日中になると乾燥が気になる……という方は、朝の支度にもボディケアをプラスしましょう。すぐに洋服を着てもベタつきの少ないボディクリームがおすすめです。香りが良いものなら、コロン代わりにもなります。

保湿力の高い日焼け止めクリームで乾燥対策&UVケア

これからの季節は乾燥だけでなく日焼けも気になるところ。保湿力が高い日焼け止めを使えば、肌の乾燥対策とUVケアが一度にできて一石二鳥です。

ボディケアアイテムの特長と効果

デコルテにボディミルクを塗ってボディケアをする様子

お風呂上がりの保湿ケア用のアイテムには、ボディミルク・ボディクリーム・ボディオイル・バームなど、さまざまな種類があります。それぞれの特長や効果を知って、ご自身に最適なタイプを見つけてみてください。

ボディミルクの特長と効果

ボディミルクは、顔のスキンケアでいうと乳液に当たるアイテムです。油分と水分をバランスよく含んでいるので、トロッとしていて伸びが良いのが特長。ボディクリームよりもベタつかないので、夏場や朝のボディケアにおすすめです。安価なものも多いので、全身にたっぷり使いたい方にも向いています。

ボディクリームの特徴と効果

ボディクリームは、オイルやワセリンなどが主成分で油分を多く含み、硬めのテクスチャーが特長。ボディミルクより肌をしっとりカバーしてくれます。全身に使ってもOKですが、特に乾燥が気になる部分に使うと良いでしょう。なお、ボディクリームだけでは肌に浸透しにくいと感じる場合は、先に化粧水を軽く塗ってからつけると馴染みやすくなります。

ボディオイルの特徴と効果

ボディオイルは、液状で浸透力が高く、少量でも伸びが良いのが特長です。保湿ケアとあわせてマッサージをしたい方にはオイルがおすすめ。天然のエッセンシャルオイルを使用しているものは香りも良く、種類によってはオイル独自の効能を得られるものも。ただし、オイルは皮脂の多い部分に使うと肌トラブルの原因になることも。背中や胸もとなどにニキビができやすい方は、乾燥している部分にのみ使用するようにしましょう。

バームタイプの特長と効果

バームとは、美容オイルを固形化したもの。オイルよりも粘度が高く、常温では固形ですが肌に乗せるとバターのようにとろけて肌になじみます。ボディだけでなくヘアやリップ・顔にも使えるので、ひとつ持っておくと便利です。100%天然成分由来の製品も多いので、自然派アイテムが好きな方にもおすすめ。ボディケアに使う際は、全身に使うというよりは、ひざやひじ・かかとなど、特に乾燥が気になる部分にポイント使いすると良いでしょう。

ボディケアアイテムの成分にも注目!

ボディケアの効果を感じる様子

ボディケアアイテムを選ぶときは、目的にあわせて成分をチェックするのもポイント。美白効果を狙いたい方・乾燥や乾燥によるかゆみを改善したい方におすすめの成分をご紹介します。

美白効果を狙いたい方には

肌のくすみ感や黒ずみなどが気になっていて美白効果を狙いたい方には、ビタミンC誘導体・アルブチン・トラネキサム酸・プラセンタエキスなどの美白有効成分が配合されているアイテムをおすすめします。

乾燥がひどい方には

肌の乾燥や乾燥によるかゆみが気になる方には、スクワランやホホバオイル・シアバターなど自然由来の油分が含まれたアイテムがおすすめです。

まとめ

ボディの乾燥やかゆみを防ぐには、お風呂での体の洗い方、お風呂上がり・朝の保湿ケアがカギ。また、ご自身の肌状態にあった保湿ケアアイテムを使うことも大事です。今回ご紹介したポイントを参考にボディケアを見直し、うるおいのあるツルツル肌を目指しましょう。

美容コンサルタント 清水裕美子

※上記掲載の情報は、取材当時のものです。以降に内容が変更される場合がございますので、予めご了承ください。

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