秋マラソンは夏で差がつく!レッツ☆夏ラン&トレーニング
差をつける!夏トレーニング
エクササイズ
2014年07月03日掲載
夏は筋トレで持久力アップ!
夏は暑さゆえに、ランニングでフルメニューをこなそうとすると、体へ大きな負担になります。トレーニングメニューを夏仕様に変えるなど、練習にも工夫が必要です。
「夏は木陰や自宅など暑さを避けて、筋肉トレーニングのメニューを多く取り入れるのがおすすめです。おもに腹筋、背筋などの体幹部分、ハムストリング筋(太もも裏側の大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋の総称)を鍛えることで、体がブレたりせずに安定したフォームで走れるようになります」(岡村さん)
正しいフォームで走れるようになると、肩こりや腰痛といった体への負担も減り、長距離のランニングもできるようになります。
1. カンタンにできる夏の筋トレメニュー 【 プッシュアップ 】
1. 両手を肩幅よりやや広めに開いた上で、両手を地面に肩甲骨を体の中心に寄せ、胸を張った状態を保ちながら肘を曲げていく。
2. 1の動きを5回繰り返す。
3. 手の向きを外側、内側、まっすぐの3パターンに変えながら1,2を各2セット行う。
- 肩をすくめたり、腰が上がったり下がったりするのはNG。体を一直線にキープするイメージで行いましょう。
2. カンタンにできる夏の筋トレメニュー 【 ランジ 】
1. 直立状態で足を肩幅の広さに広げる。
2. 片脚を前に踏み出し、腰を深く沈ませる。
3. 1,2を左右の脚で各5回ずつを1セットとし、計3セット行う。
- (1)上体を傾斜させない
- (2)膝を内側に入れない
- (3)前脚のつま先が膝よりも前に出ない
これら3つに気をつけながら、後ろ足の太ももに軽く負担がかかればグッド!
3. カンタンにできる夏の筋トレメニュー 【 もも上げ 】
- 45度くらいの角度を意識しながら、左右の太ももをしっかりと上げ下げする動きを腕の振りをつけて、15秒を目安にスピーディに行う。
- 1の動きを2セット行う。
- 背筋を伸ばして、目線はまっすぐに姿勢よく行うと、太ももはまっすぐ上下しやすくなります。
4. カンタンにできる夏の筋トレメニュー 【 ジャンピングスクワット 】
1. 片脚を前に出して腰を落とした状態から上へジャンプ。
2. 脚を前後入れかえて、深く腰を落とす。
3. 1,2の動きを10回を1セットとし、2セット繰り返す。
- 前脚の膝は深く曲げすぎず、90度くらいを意識しましょう。深く曲げてしまうと、膝に負担がかかるだけでなく、後脚のハムストリング筋にあまり負担がかからず、トレーニングの効果が得られにくくなります。
コラム 走行フォームは“太もも”を意識しよう
これらのトレーニングメニューからもわかるように、走る際に重要なのは太もものハムストリング筋の柔軟性です。その筋肉が使えているかどうかで、体への負担は大きく変わってくるのです。
「太もものハムストリング筋を使って走ると、足裏はあまり見えません。足裏がしっかりと見えたり、太ももよりもふくらはぎに痛みが出やすい場合は、太ももをしっかりと上げて走れておらず、膝下の動きだけで走っているということになります。ふくらはぎを使って走ると、地面から受ける衝撃で膝を痛める可能性があります。太ももの筋肉を鍛えるトレーニングを行い、自分のフォームを見直してみましょう」(岡村さん)
秋マラソンは夏で差がつく!レッツ☆夏ラン&トレーニング
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